こんな職場はダメ
求人に完全週休2日と書いていても、実際には劣悪な労働環境の職場も少なからず存在します。企業情報を調べる際には「離職率」「有給休暇取得率」「勤続年数平均」などを見てください。特に注目すべきなのは入社3年後に会社に在籍していない人の割合を占める「3年後離職率」です。ブラックな職場はこの割合が高い傾向にありますよ。
また、「給与が相場よりも極端に高い」「やりがいやアットホームな雰囲気などを売りにしている」といった職場も危険です。給与が極端に高い場合、現実的とはいえないノルマが課せられている可能性があります。やりがいやアットホームな雰囲気を前面にアピールしている職場は、それ以外に具体的にアピールできる実績がないといえますね。
面接に関わる連絡は通常であればスムーズに進めなければなりません。しかし、ブラックな職場だと連絡が滞りがちです。1次面接を通った後、2次面接に関する連絡が遅くこちらから催促しなければならないような職場は避けてくださいね。また、日程を直前で変更される場合も要注意です。他人を尊重していない上に社内のスケジュール管理が甘いということなので、過度な残業や休日出勤がまかり通っているような職場かもしれませんよ。約束の時間通りに面接がはじまらない場合も気を付けてください。他人の時間を無駄にする行為を平気でするような職場は労働環境も劣悪です。
面接時にプライベートに関わる質問ばかりしてくるのもブラックな職場の特徴です。「結婚を考えているか」「交際している人はいるか」など、女性に対してこういった質問をしてくるのは、「産休や育休を使われたくない」「ライフイベントをきっかけに辞められたくない」といった思惑があるからです。そもそも、働く上で付き合っている人がいるかどうかは一切関係のないことですよね。それを無理やり聞くのはただのセクハラですし、そんな職場はこちらからお断りしましょう。
労働条件についての説明が曖昧な場合も危険です。特に休日に関する質問に対してはっきり答えないような職場は避けた方がいいですよ。ブラックな職場は残業が多く、休日出勤も頻繁にあります。応募者にネガティブな印象を与えないために必死に隠そうとして、明確な回答を避けて質問をすり替えようとするわけです。こちらから質問しても「時期や部署によって違う」といった曖昧な答えが返ってくるならダメですね。
面接官の態度や言動だけでなく、社内の雰囲気も確認しておきましょう。共用部分が汚れていたり、電球が切れたままになっていたりするような職場は要注意ですよ。多忙ゆえ、共用部分の整備が行き届いていない可能性があります。