休日には「法定休日」「法定外休日」「振替休日」「代休」の4種類があります。法定休日は労働基準法で定められているもので、これだけだと年間休日数は52日になります。でも、実際はこんなに少なくないですよね。これに職場ごとに定められている法定外休日が追加されて、年間休日数が決まってきます。法定外休日が充実している職場だと、年間休日数は120~130日くらいですね。振替休日や代休は休日出勤が発生した際に利用できる制度です。
完全週休2日と似ているのが週休2日です。字面だけ見るとほとんど同じように思えますが、実はかなりの違いがありますよ。週休2日は「月に1回以上、週休2日の週がある」場合の表記です。つまり、年間休日数が64日だけでもOKという計算になります。一方で、完全週休2日は「毎週2日の休日が確保されている」ことなので、最低でも年間休日数が104日確保されています。なお、完全週休2日にもいくつか種類があり、土日祝に休みたいなら「完全週休2日(土・日)、祝日」と表記している求人を探しましょう。
年間休日数とはその名の通り「その職場における1年間で与えられる休日数」のことですね。日本における年間休日数の平均値は、労働者1人につき114.7日、1企業につき108.9日です。年間休日数の目安となるのは「120日」「110日」「105日」の3つです。120日以上の年間休日数が設けられている職場は土日祝が休日の完全週休2日を採用している可能性が高いといえますね。なお、従業員数が多い職場ほど年間休日数も多い傾向にありますよ。